【四字熟語穴埋めクイズ】全30問！おもしろ虫食い3択問題【簡単＆無料】

２．謝

《四字熟語》 新陳代謝（しんちんたいしゃ）

《意味》 古いものから新しいものに変わっていくこと。

《解説》 「新陳」とは、「新しいもの」と「古いもの」という意味になり、「代謝」は入れ替わりを意味します。「謝」には、去るという意味があるので、この四字熟語では「謝」が正しい漢字になります。皆さんも聞いたことあるかと思いますが、体内の老廃物を排出したり、傷が治癒したりすることを「新陳代謝」と表現することがあります。

３．磋

《四字熟語》 切磋琢磨（せっさたくま）

《意味》 努力して学問などを磨き上げること。

《解説》 実は、「切磋」と「琢磨」は、どちらも同じ意味の言葉になります。「切磋」とは、獣の骨や牙などを切り出し、磨き上げること。「琢磨」とは、宝石や原石を削って形を整えるという意味です。「詩経」と呼ばれる中国最古の詩篇に「切磋琢磨」という記述があり、そこでの言葉の使われ方が「自分を磨く」という意味合いであったため、現在のような意味になりました。

２．三

《四字熟語》 朝三暮四（ちょうさんぼし）

《意味》 目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。

《解説》 「朝三暮四」の意味に由来は、中国・戦国時代の故事や神話などが記された教典から来ています。春秋時代、猿回しで生計を立てていた男性は貧しくなったため、猿に与える餌の量を減らそうとします。しかし、猿の機嫌を損ねてはいけないので、「朝の餌を3つに減らす」と伝えたところ、猿は怒りました。そこで、「では、夜の餌を3つに減らす」と伝えたところ、猿は納得しました。この故事では、「うまいことを言って人をだます」という意味で、「朝三暮四」が使われています。

１．石

《四字熟語》 一石二鳥（いっせきにちょう）

《意味》 一つの行いで二つの利益を得ること。

《解説》 1羽の鳥を目掛けて石を投げたところ、2羽の鳥に当たって落ちてきたというイギリスのことわざが由来となっています。2つ以上の利益があった場合に、「一石三鳥」などと言うことがありますが、これは正しい言葉ではなく、作られら言葉なので、使い方には注意が必要です。ちなみに、同じ意味の四字熟語としては、「一挙両得」や「一箭双雕」などがあります。

３．大

《四字熟語》 大器晩成（たいきばんせい）

《意味》 偉大な人は、大成するまでに時間がかかるということ。

《解説》 中国の思想家・老子による教典に「大器晩成」という言葉が記されており、そこでは、「鐘のような大きなものは、完成するまでに時間がかかる」と言う意味で使われています。そこから現代のような意味として使われるようになったと言われています。しかし、「無限に大きなものは、完成しない」という訳され方もあったようで、現代のような意味は、誤っているとされる見方もあるそうです。

３．読

《四字熟語》 晴耕雨読（せいこううどく）

《意味》 穏やかな土地で、晴れた日には畑を耕し、雨の日には家で本を読む、ゆったりとした暮らしのこと。

《解説》 明治時代の文学者・塩谷節山の著した漢文詩が語源と言われています。著書の中で、「晴耕雨読、悠遊するに足る」と記されていることから、この四字熟語が誕生したと言われています。また、別の文学者・吉田丹三郎の著した漢文詩にも「晴耕雨読」と記されていることから、語源は諸説あるとされています。しかし、いずれも「穏やかにゆったりと暮らす」と言う意味で使われています。

２．真

《四字熟語》 天真爛漫（てんしんらんまん）

《意味》 純粋で無邪気な飾り気のない人のこと。

《解説》 「天真」とは「飾り気のない純粋な性格」と言う意味で、「爛漫」とは「ありのままに輝いている」という意味になり、四字熟語そのものの意味となります。中国の詩人による歌の中で「天真爛漫」が記されているところから、日常会話として使われるようになりました。本来は、絵に対して、「屈託のない心の思うままに描いた絵」と評価するときに使われていた言葉でした。

２．千

《四字熟語》 一日千秋（いちじつせんしゅう）

《意味》 一日が長く感じ、待ち遠しいこと。

《解説》 中国の詩経で、「1日が1000年の年月ほど長く感じ、待ち焦がれること」という意味で、主に相手を待ち焦がれる恋心を謳った詩で使われていました。「秋」という言葉が使われている理由としては、古く中国では、稲穂や農作物が実り収穫をする秋を1年の区切りとしていました。そのため、「秋」を「1年」という意味で「一日千秋」と言われているのです。由来を知ると、ロマンチックな四字熟語ですね。

２．五

《四字熟語》 五里霧中（ごりむちゅう）

《意味》 方向を見失うこと。また、判断できずに迷うこと。

《解説》 古代中国王朝時代、儒学者であった張楷（ちょうかい）が道術として、五里（約19.6km）に渡って霧を起こし、視界不良とし、自分の姿をくらませる「五里霧」という秘術を使ったことが由来となり、生まれた言葉になります。霧により視界不良になり、進むべき方向や方角が分からなくなる様から、「方向を見失う」「判断できずに迷う」という意味で使われるようになりました。

３．恥

《四字熟語》 厚顔無恥（こうがんむち）

《意味》 厚かましく、恥知らずなこと。

《解説》 そもそも「厚顔」と言う言葉そのもので、「厚かましく、恥知らずなこと」を指します。中国最古の詩集にて、「巧言くわうの如く、顔の厚きや」という記述があり、その意味として、「外面良く、言葉巧みにその場を凌ぎ、内面の恥を隠すこと」とされていました。その後、「厚顔」という言葉が日本に伝わり、「知識がいない」という意味の「無知」をもじって、「厚顔無恥」という言葉が誕生しました。

３．枯

《四字熟語》 栄枯盛衰（えいこせいすい）

《意味》 栄えたり衰えたりすること。

《解説》 「栄枯」とは、草木が生い茂っては枯れていくことを指し、「盛衰」は盛んになったり衰えたりすることを指し、どちらの言葉も同じような意味の言葉になります。これらの意味を強く表現するために「栄枯盛衰」という言葉があります。世の中は栄えることもあれば、衰えることもあるという、世の常を表す時に使われることが多いです。ちなみに、似た言葉で平家物語にも登場する「盛者必衰」という言葉がありますが、これは、「勢いのある者が衰え落ちぶれていく様」を意味しているので、「栄枯盛衰」とは少しニュアンスが異なることがわかりますね。

２．横

《四字熟語》 横行闊歩（おうこうかっぽ）

《意味》 偉そうに威張った振る舞いや歩き方のこと。

《解説》 犯罪が横行する、などの言葉で使われるように、「横行」には、「犯罪が多発する」「身勝手なさま」「自由気まま」などの意味があります。「闊歩」には、「大股で歩く」という意味があるので、2つの言葉の意味が重なり、「横行闊歩」とは「威張った歩き方」「偉そうな振る舞い」という意味で使われています。どちらもあまりいい意味の言葉ではないので、このような言葉で表現されないように、自分自身の振る舞いを気を付けたいものですね。

１．腑

《四字熟語》 五臓六腑（ごぞうろっぷ）

《意味》 人間の全ての内臓のこと。

《解説》 「五臓六腑」とは、中国の古い医学で、漢方において「人間の全ての内臓」を指し示します。具体的には、5つの臓（肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓）と6つの腑（胃・大腸・小腸・胆・三焦・膀胱）のことを表しています。ちなみに、これらの意味が転じて「心の中」「全身」という意味でも使われることがあります。そのため、「五臓六腑に染み渡る」という表現は、「身体全体で深く感じる」という意味になります。

１．百

《四字熟語》 百花繚乱（ひゃっかりょうらん）

《意味》 花々が咲き乱れること。また、優れた人や立派な業績が一時的にたくさん現れること。

《解説》 「百花」は、「さまざまな花」を表す言葉で、「繚乱」は、「入り乱れる」「咲き乱れる」という意味になります。それらの言葉が合わさった四字熟語で、意味もそのままになります。しかし、元の意味が転じて、「優れた人や立派な業績が一時的にたくさん現れる」とう意味でも使われています。

１．貫

《四字熟語》 初志貫徹（しょしかんてつ）

《意味》 初めに決めた志や思いを最後まで貫き通すこと。

《解説》 「初心忘れるべからず」＝「初志貫徹」と思っている人が多いですが、「初心忘れるべからず」は「未熟だった初心の心を忘れずに、日々精進する」という意味になるため、「初志貫徹」とは意味は異なるので、使い間違いに注意が必要です。しかし、どちらも、最初の気持ちを大切にするという言葉になるので、このような気持ちを忘れずに、日々過ごせると良いですよね。

３．嫁

《四字熟語》 責任転嫁（せきにんてんか）

《意味》 責任を他人になすりつけること。

《解説》 「転嫁」とは、元々「再婚する」という意味を持っています。　そこから転じて、「他へものを移す」という意味になり、「責任」という言葉と合わさり、「責任を他人になすりつける」という意味になりました。怒られたり、注意された時に、つい自分を庇ってしまい、人のせいにしてしまうことがあるかもしれませんが、それは「責任転嫁」になってしまうので、気を付けたいですね。

３．無

《四字熟語》 諸行無常（しょぎょうむじょう）

《意味》 この世のものは全て常に変化していて、とどまることがない。

《解説》 「諸行無常」と言う言葉は、仏教に関する言葉で、教典では、生き方を説いている句として使われています。ずっと同じ状態で居続けることは、決して出来ないので、その時その時を一生懸命生きて命を大切にするという教えが込められている言葉になります。ちなみに、平家物語の冒頭で「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」と言う一文がありますが、これも世の儚さを物語った一文になっています。

１．清

《四字熟語》 清廉潔白（せいれんけっぱく）

《意味》 行いが正しく、不正がないこと。

《解説》 「自分は正直者で後ろめたいことが一切ない」と思っている人がいるかもしれませんが、そのような人が自分自身について「清廉潔白です」と説明することは、少し違和感があり、基本的には、第三者に使うことがおすすめされます。他人に対して、「この人は心が綺麗で、正直な人だな」と思った際に、「この人は清廉潔白です」と説明できるといいですね。

２．当

《四字熟語》 一騎当千（いっきとうせん）

《意味》 並外れた能力を持った人のこと。

《解説》 「一騎」とは一人の騎兵を指し、「当千」は千人ほどの敵に当たるという意味になります。それらの意味が合わさり、「一人で千人の敵と戦いやり合える」という意味になります。これが転じて、現代では「並外れた能力を持つ」「ずば抜けた経験を持つ」人のことを指し示します。

３．縫

《四字熟語》 天衣無縫（てんいむほう）

《意味》 自然で作為がなく美しく作られたもの。また、人柄が天真爛漫なこと。

《解説》 中国の書籍で「天女の服には縫い目がない」という一文があったことから、「天衣無縫」と言う言葉が誕生したと言われています。そこから転じ、「自然で作為がなく美しく作られたもの」「人柄がありのままで天真爛漫なこと」という意味になりました。このように言われたことがある人は、素晴らしい褒め言葉をいただいたと言うことになりますね。

１．明

《四字熟語》 明鏡止水（めいきょうしすい）

《意味》 邪念のない、落ち着いた静かな心境。

《解説》 「明鏡」は、くもりひとつない鏡を意味し、「止水」は、完全に静止した水を意味します。中国古典「荘子」が由来だと言われています。明鏡止水の「明鏡」は、「よく磨かれた鏡には汚れも垢も付かないが、汚れていれば塵や垢が付いて曇ってしまい、物事がはっきりと見えなくなってしまう」という意味の言葉が由来です。「止水」は、「人は流水を鏡として使わず、止まった水を鏡にする。不動の心を得た者だけが、心の安らぎを求める人にそれを与えることができる」という意味の言葉が由来です。

２．向

《四字熟語》 一心一向（いっしんいっこう）

《意味》 ひたすら1つのことにだけ心を注ぐこと。

《解説》 「一心」は1つのことに集中すること。「一向」は1つの方向を目指すこと。を指しています。似たような意味の言葉を組み合わせて、ひたすら1つのことに集中する様子を表していると言えます。

１．子

《四字熟語》 聖人君子（せいじんくんし）

《意味》 立派な人徳やすぐれた知識・教養を身につけた理想的な人物。

《解説》 「聖人」は、最高の人格を備えた人物。「君子」は、学識・人格のすぐれた人物。を指しています。つまり、人の上に立つのに相応しい理想的な人を表す言葉であると言えます。しかし、「真面目過ぎる」という意味の皮肉を込めて使われることもあります。

２．苦

《四字熟語》 悪戦苦闘（あくせんくとう）

《意味》 困難なことを乗り越えようと努力すること。

《解説》 「悪戦」は、不利な状況での戦い。「苦闘」は、苦しみながら戦う様子。を表しています。この2つの言葉を組み合わせることによって、困難を乗り越えようとする様子を表す四字熟語となっています。

３．暗

《四字熟語》 暗中模索（あんちゅうもさく）

《意味》 手がかりがないままやってみること。

《解説》 「暗中」は、暗闇の中。「模索」は、手探りで探すこと。を指しています。つまり、「暗闇の中を手探りで探す様子」を表しています。それが転じて「手がかりがないまま（やりかたが分からないまま）あれこれとやってみること」を表す言葉になりました。

３．果

《四字熟語》 勇猛果敢（ゆうもうかかん）

《意味》 勇気があり思い切って実行に移すこと。

《解説》 「勇猛」は、勇気があってたけだけしいこと。 「果敢」は、決断力に富み思い切ってやること。を表す言葉です。恐れずに行動に移せる人への褒め言葉としても使うことができます。

１．同

《四字熟語》 付和雷同（ふわらいどう）

《意味》 よく考えずに他人の意見に同調すること。

《解説》 「付和」は、自分の意見を持たずにすぐ相手の意見に賛同すること。「雷同」は、雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、簡単に相手に同調すること。を表しています。この2つの言葉を組み合わせることで、自分の意見を持たずすぐに人の意見に流されてしまう様子を指す四字熟語となっています。

２．若

《四字熟語》 傍若無人（ぼうじゃくぶじん）

《意味》 前をはばからず、勝手に振る舞うこと。

《解説》 中国の「史記」の列伝のひとつ「刺客列伝・荊軻」に記載されていた「傍（かたわら）に人無きが若し（ごとし）」という言葉を四字熟語にしたものです。周囲を気にしない常識のない振る舞いをする人を指す四字熟語となっています。

１．上

《四字熟語》 汚名返上（おめいへんじょう）

《意味》 受けた不名誉を自分で取り除くこと。

《解説》 「汚名」は、汚された名誉。「返上」は、受けた物を返す。という意味です。似たような意味の言葉に「名誉挽回」があります。これは、失われた名誉を取り戻すという意味のことばです。この2つを混同した「汚名挽回」という間違った言葉を使う人がいます。これでは、不名誉を取り戻すという意味になってしまうため気をつけましょう。

３．至

《四字熟語》 恐悦至極（きょうえつしごく）

《意味》 相手に敬意を払い、謹んで喜ぶこと。

《解説》 「恐悦」は、相手の好意に対し謹んで喜ぶことを表しています。「至極」は、「この上なく」の改まった言い方です。目上の人に対してこの上ない喜びを感じていることを伝えるための言葉ですが、日常的にはあまり使われません。