【昔話当てクイズ 全30問】面白い！3つのヒント(お題)から昔話の名前を考えよう

答え：浦島太郎

漁師町に「浦島太郎」という青年がいました。

ある日、子供達にいじめられていた亀を助けた浦島太郎は、そのお礼に海底にある龍宮城に案内されます。

竜宮城では、乙姫や魚たちから、沢山おもてなしを受けるのでした。そして地上に戻る時、決して開けてはいけないという不思議なお土産の入った玉手箱をもらいます。ところが浦島太郎はその言いつけを破って玉手箱を開けてしまいました。

玉手箱を開けた途端、浦島太郎はあっという間におじいさんになってしまったのでした。

答え：カチカチ山

村に来ては老夫婦にいたずらばかりしているタヌキがおりました。ある日の事、ついにタヌキはおばあさんを殺してしまいます。

留守中におばあさんを失ったおじいさんは、悲しみにあけくれていました。

そこにその事を知った心優しいウサギがやってきて、おじいさんに代わってあの手この手を使い、タヌキをこらしめていきます。

答え：鶴の恩返し

貧しい老夫婦がいました。

ある日、おじいさんが罠にかかって怪我をしている鶴を助けました。

家に帰って、そのことをおばあさんに報告すると、突然美しい娘がやってきます。

生活を助けるため、娘は織物をするのですが、仕事をしている間は、絶対に部屋を見ないでほしいと老夫婦に頼みます。

しかし、二人は約束を破ってこっそりとのぞき見をしてしまうのでした。

何と娘は、鶴の姿で自分の羽を使って織物をしていました。

実は娘はおじいさんが助けた鶴だったのです。

姿を見られてしまった鶴は、二人を残して飛び立ってしまいました。

答え：一寸法師

子供のない老夫婦が神様に祈ると、身長がわずか3センチほどの男の子、「一寸法師」を授かりました。

武士になろうと決心した一寸法師は、お椀の船に乗り、都にある屋敷に行って仕事をする事になります。

ある日、鬼が襲ってきました。一寸法師は屋敷に住むお姫様を守るために戦い、鬼を倒します。

そして鬼が置いていった打ち出の小槌を使い、一寸法師の体は普通の青年の大きさになる事ができました。

答え：さるかに合戦

おにぎりを持ったカニがいました。

それを見ていたサルはカニのおにぎりと、自分の柿の種をむりやり交換してしまいます。

カニは忍耐強く柿の種をまいて育てました。すると、実が枝いっぱいになりました。

しかし、木に登れないカニは困ってしまいます。

そこにまたサルがやってきて「柿を取ってやる」と木に登りますが、カニに意地悪をして柿の実をあげません。

それどころかサルはカニに固い柿の実を当ててしまいました。

それを知って怒った栗と臼と牛のフンが、知恵を使ってサルに仕返しをしていきます。

答え：かさ地蔵

あるところに貧しい老夫婦が住んでいました。

お正月の食べ物を買うために笠(かさ)を作って売りに出たおじいさんですが、全く売れません。

何も買うことができず、家に向かって歩いていると、雪が沢山降ってきました。

道の端にお地蔵様が並んでいます。

雪はお地蔵様にも降り積もっていました。

それを見たおじいさんは、雪を払い、お地蔵様に自分が作った傘を被せてあげます。

家に帰ったおじいさんは、そのまま眠りにつきました。

すると突然、外から大きな音がしてきます。

慌てて扉を開けると家の前には、沢山のご馳走が置いてありました。

見渡すと、遠くの方に笠を被ったお地蔵様が帰っていくのが見えたそうです。

答え：おむすびころりん

おじいさんは、おばあさんが作ったおむすびを持って山へ木を切りに行きました。

ところがおむすびを穴へ落としてしまいます。

すると穴の中から声がするので、もっと声を聞こうと身を乗り出しましたが、おじいさんも穴の中に落ちてしまいます。

穴の中にはねずみの国がありました。

おじいさんはすぐにねずみと仲良くなり、帰りにはねずみたちからお重をもらいました。

中には沢山の小判が入っていました。

それを知ったよくばりなおじいさんがいます。

よくばりなおじいさんもねずみの国へ行きましたが、意地悪ばかりして、ねずみに嫌われてしまい、何も手にすることができませんでした。

答え：花さかじいさん

心優しい老夫婦は、ある日子犬を拾います。

子犬を「シロ」と名付け、大切に育てました。

シロは宝物を掘り当てます。

それを見た意地悪な老夫婦は、シロを捕まえますが、シロは言うことを聞きません。

怒った老夫婦は、シロを殺してしまいました。

優しいおじいさんはシロの死をとても悲しみますが、灰になったシロは風に乗って枯れた桜に花を咲かせます。

それを知ったお殿様はとても感動し、おじいさんを「花さか爺」と呼んで沢山の褒美をあげました。

答え：舌切り雀

あるところに優しいおじいさんと、意地悪なおばあさんがいました。

優しいおじいさんは困っていたスズメを助け、かわいがっていました。

ところが、意地悪なおばあさんはスズメが大嫌いです。

おじいさんの留守の時にスズメの舌をハサミで切り落としてしまいました。

スズメは逃げていなくなり、おじいさんは心配して探し回ります。

そんなおじいさんの姿を見たスズメは、おじいさんをもてなし「大きなつづらと小さなつづらどちらが良いですか？」とお土産を渡しました。

欲のないおじいさんは小さなつづらを選び、家に帰ります。

つづらの中には宝物が詰まっていました。

話を聞いたおばあさんは、大きなつづらにはもっと宝が詰まっていると思い、スズメの元へ行きます。

そして無理やり大きなつづらを奪い、中を開けてしまいます。

中には蛇や虫など気味が悪いものが入っていて、おばあさんは腰を抜かしてしまいました。

答え：こぶとり爺さん

右の頬に大きなコブ(デキモノ)があるおじいさんがいました。このコブはどうやっても取れない厄介な物でした。

ある日、どこからともなく太鼓の音が聞こえてきした。

そこには鬼たちが愉快に踊る姿があり、おじいさんはつられて一緒に踊りだします。

それを見た鬼は、喜んで明日も来るようにおじいさんに言いつけます。

鬼にはおじいさんの右頬のコブが大事な物に見えた様で、明日来なかったらコブは返さない、とコブをもぎ取りました。コブがなくなったおじいさんは嬉しくてなりません。

左の頬にも同じ様なコブがあるおじいさんがいました。

コブを取ってほしくて仕方ないおじいさんは、鬼の元に向かいます。ところが、鬼を前に怖くて踊ることができませんでした。

怒った鬼は「もう用はない」とコブを右頬に付けておじいさんを突き返します。

左のコブを取って欲しかったおじいさんは右頬にもコブが付いてしまいました。

答え：ぶんぶく茶釜

お茶をいれるのが趣味の和尚さんがいました。

骨董屋から茶がまを買い、お寺でお湯を沸かそうとした所、尻尾や手足が生えてきました。

茶がまはタヌキが化けたものだったのです。

気味が悪くなった和尚さんは、見世物小屋の主人にこのタヌキを譲ってしまいます。

タヌキは茶がまに化けたまま元に戻れないので、山に帰ることはできません。

面倒を見てくれている主人の為に芸をしました。

心優しい主人は、タヌキを山に返してあげたいと思う様になりますが、タヌキは元に戻ることもせずに、主人の為に茶がまの姿のままでいることを選びます。

やがて、無理がたたったタヌキは命を落としてしまいます。

悲しみにくれる主人は、亡きがらをお寺に連れていくと、手厚く供養してもらいました。

答え：桃太郎

ある日、おばあさんが川に洗濯に行くと、川上から大きな桃が流れてきました。

おばあさんは桃を持ち帰り、桃を切ると、中から男の子が出てきました。

子供のない老夫婦は男の子を「桃太郎」と名付け、大切に育てました。

鬼が悪さをしているという噂が流れてきます。

桃太郎は鬼が住んでいるという鬼ヶ島を目指し旅に出ました。

道中でおばあさんが作ってくれたきびだんごを渡し、犬とサル、キジをお供にします。

皆で力を合わせ、鬼をこらしめる事に成功した桃太郎は鬼から宝物を受け取り、家に戻るのでした。

答え：ブレーメンの音楽隊

歳を取ったため、もう必要がないと人間から捨てられてしまったロバと犬と猫と雄鶏がいました。

皆、ブレーメンで音楽隊にはいることを夢見て旅に出ます。

とちゅう、お腹を空かせた動物たちは、ある家でおいしそうな食事を食べようとしていたどろぼうを見つけます。

どうにかしてどろぼうから食事を奪い取ろうと知恵を出しあいました。

そしてとうとうどろぼうたちを家から追いはらうことに成功します。

ご馳走を食べた動物たちは、この家をたいそう気に入りました。

結局、ブレーメンに行く事はややめて皆で仲良くこの家で暮らすことを決めたのです。

答え：王様の耳はロバの耳

ある国に王さまがいました。

王様は人前では絶対に帽子を取りません。実は王様にはロバの耳が生えていて、帽子でそれを隠していたのです。

床屋は、王様の髪を切るときにその秘密を教えられます。

王様から「だれにもこの事を言うな」と言われた床屋でしたが、ついに我慢ができなくなりました。

そこで、地面に穴を掘り、穴に向かって「王さまの耳はロバの耳」と思い切り叫んでしまいます。

その後、町の羊飼いが穴の近くのアシの葉を使って笛を作りました。

すると不思議なことに笛からは「王さまの耳はロバの耳」という音がするのです。

この事はまたたくまに町中に広まってしまいました。

王さまは怒り、悩みます。そしていっそのこともう隠すのをやめようと決心しました。

町へ出て帽子を脱いだ時、なぜ今まで隠していたのだろうとスッキリした気分になったのでした。

答え：かぐや姫

あるところに、子供のいないおじいさんとおばあさんがいました。

ある日おじいさんは、竹の中から女の子の赤ん坊を見つけました。

女の子は2人にとても大切に育てられていきます。

月日が過ぎるほど、かぐや姫は世にも美しくしい女性になっていくのでした。

その美しさに、沢山の人から結婚を申し込まれますが、その度難題をつきつけて、結局はだれとも結婚をしようとしません。

ある日かぐや姫は、おじいさんとおばあさんに自分は月に住む姫であることを打ち明けます。

そして十五夜の夜に、みんなが悲しむ中、かぐや姫はむかえに来た使者とともに月へと帰ってしまうのでした。

答え：大きなかぶ

村に住んでいるおじいさんが、カブの種を植えました。カブはぐんぐん大きくなり、収穫の時期になりました。

おじいさんはカブを抜こうと頑張りますが、まったく抜けません。そこに、色々な人や動物がやってきて手伝いをしてくれます。

皆で力をあわせると、ついにスポンとカブが抜けました。

答え：アリとキリギリス

季節は夏。虫たちの食べものはどこにでもあります。キリギリスは食べたいだけ食べ、歌を歌い、ただただ楽しく暮らしていました。

一方、アリは冬に備えてひたすら食べ物を集めます。

それを見ていたキリギリスは、アリのことをバカにして笑いました。

しかし冬が来ると、周りには全く食べ物はありません。

キリギリスはお腹を空かせてさまよい歩きました。

フラフラとアリの家にたどりついたキリギリスは、アリを笑ったことを謝ります。

優しいアリはキリギリスに食事を分けてあげました。

答え：ウサギとカメ

足が速いウサギがいました。ウサギは足の遅いカメのことを笑い、バカにしました。

カメは悔しくなり、ウサギにかけっこを挑みます。ウサギは負けるはずがないとたかをくくり、かけっこの途中で昼寝をはじめてしまいました。

ウサギは少し寝るだけのつもりでしたが、熟睡してしまいます。その間カメが先にゴールし、勝負はカメの勝ちになりました。

それからは、ウサギはカメのことをバカにしなくなりました。

答え：赤ずきん

赤ずきんは、森を過ぎたところにあるおばあさんの家へおつかいに行きました。

ところが、オオカミだまされてしまい、お母さんの言いつけをやぶって寄り道をしてしまいます。

赤ずきんが寄り道をしているうちに、オオカミはおばあさんの家に行き、おばあさんを食べてしまいました。

何も知らない赤ずきんもまた、おばあさんのふりをしたオオカミに食べられてしまいました。

様子がおかしいことに気づいた狩人が、おばあさんの家を訪れます。

狩人はオオカミを倒して二人を助けました。

赤ずきんは、お母さんのもとへ帰ることができました。

答え：金の斧

ある日、木こりが木を切っていると手がすべって鉄のオノが泉の中へ落ちてしまいました。

すると泉の中から美しい女神が現れて「あなたの落としたのは金のおのか銀のおのか」と尋ねます。

木こりは正直に「どちらでもありません。」と答えると、女神はすべてのオノをきこりにあげました。

それを見ていたよくばりな男が、木こりのマネをして斧を泉に投げ込みます。

女神の質問に嘘をついた男は結局何ももらえないばかりでなく、自分の斧も失ってしまいました。

答え：金太郎

足柄山に金太郎とお母さんが住んでいました。力持ちで心優しい金太郎は、まさかりで薪割をしたり、友達の動物たちと相撲を取ったりして過ごしました。

とても強い金太郎には、大きなクマと相撲をしても勝てるほどでした。

ある日、嵐で橋が壊れ谷を渡れなくなって困っている動物たちのために金太郎は大きな木を倒して橋を架けました。その様子を見ていた立派なお侍さんに誘われた金太郎は、後に都に行って立派なお侍さんになりました。

答え：わらしべ長者

心優しいが貧しい男が、観音さまに願掛けをすると観音さまが現れ、「お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くよう」にと告げました。男が落ちていた藁を拾うとそこにアブが止まりました。

泣きじゃくる子どもが居たのでそれを渡すと、母親がミカンをくれました。

さらに西へ進むと喉が渇いたという娘が居たのでミカンを渡すと、高級な反物をもらいました。さらに進むと強引な男と出会い、弱った馬と反物を無理やり交換させられてしまいました。

男がその馬を一晩中看病すると馬は元気になりました。城下町につくと立派な馬を見た長者が1000両で売って欲しいと持ち掛けます。

想像もできない金額を聞いた男が気を失い、目を覚ますと看病してくれていたのはミカンをあげた娘でした。

誠実な男を気に入った長者は男を婿として迎え入れたいと言い、娘もそれを望みました。

男は長者の娘と結ばれ幸せに暮らし、生涯観音様への恩を忘れませんでした。

答え：十二支の話

神様が「元日の朝、1番～12番目までに来た動物を1年交代でその年の大将とする」と発表し、動物たちはとても盛り上がりました。

しかし、ネコだけはネズミから「1月2日」と嘘の日付を教えられてしまいます。

十二支が決まった後、ネコはネズミに騙されたことを知り、それ以降ネズミを見かけると怒って追い回すようになりました。

答え：三匹の子ブタ

子豚の三兄弟がそれぞれ家を建てました。長男は藁の家、次男は木の家、三男はレンガの家です。しかし、狼がやってきて長男と次男は家を吹き飛ばされ、食べられてしまいます。

しかし、さすがのオオカミも丈夫なレンガの家を吹き飛ばすことはできません。

それでも諦められない狼は煙突から侵入しようとしますが、暖炉では大きな鍋でグツグツとお湯が沸いています。そこに落ちた狼はたまらず長男と次男を吐き出して逃げて行きました。

三兄弟はレンガの家で仲良く暮らしました。

答え：マッチ売りの少女

大晦日の晩、貧しい少女が街でマッチを売っていましたが誰も買ってくれません。

寒さと空腹でたまらない少女が座り込みマッチに火をつけると、ストーブや温かいごちそうなど、少女が欲しいものの幻が浮かんでは消えを繰り返していきました。

少女が最後に残ったマッチに火をつけると、そこには亡くなったはずの大好きなおばあちゃんの姿が見えました。

そして少女は、おばあちゃんと一緒に天へと昇っていきました。

答え：織姫と彦星

あるところに織姫と彦星がいました。織姫は機織りを仕事とし、彦星は牛の世話をするのが仕事でした。そんな働き者の2人が結婚しましたが、ずっと一緒にいたい2人は突然働かなくなってしまいます。それに怒った織姫の父である神様は2人を引き離し、間に大きな天の川を作ってしまいます。

悲しみに暮れ泣いて過ごす2人を見た神様は、「以前のように真面目に働くのなら年に1回だけ2人を会わせる」と約束をしました。

2人は真面目に働くようになり、神様が約束したとおり7月7日の夜にだけカササギが天の川に橋を架けて2人は会うことができるようになりました。

答え：オオカミと七匹の子ヤギ

あるところに、ヤギの親子が住んでしました。

ある日お母さんは子どもたちに「私が帰るまで絶対にドアを開けてはいけないよ」と言って、出かけて行きました。

そこへオオカミがやって来てお母さんヤギのフリをしてドアを開けさせようとしますが正体を見破った子ヤギ達はお母さんの言いつけどおりドアを開けません。

しかし、子ヤギたちはあの手この手でドアを開けさせようとするオオカミについに騙されてドアを開けてしまい食べられてしまいました。

しかし、1匹だけ逃げ延びた子ヤギから話を聞いたお母さんは池の傍で眠っているオオカミを見つけ、ハサミでオオカミのお腹を切って子ヤギ達を助け出します。

代わりに石をお腹に詰め込んでその場を離れました。

目を覚ましたオオカミは水を飲もうとしましたが、バランスを崩して池に転落してしまい、石の重みでそのまま池に沈んでいきました。

答え：力太郎

お風呂に入るのすら面倒くさがるおじいさんとおばあさんは、ある日自分たちの垢を集めて人形を作りました。

すると、その人形に魂が宿って動き出し、ご飯を欲しがりました。

2人に育てられたその子は大きくなると「力試しの武者修行に行く」と言うため、2人は金棒と「力太郎」という名前を贈りました。

旅の途中で御堂っこ太郎と石っこ太郎に出会い、それぞれと力比べをして勝って仲間にしました。

力太郎たちは辿り着いた町で人々を苦しめる化け物がいることを知り、力を合わせて化け物を退治しました。そして、力太郎たちは町の長者の娘たちと結婚し、おじいさんとおばあさんを町に呼んで幸せに暮らしました。

答え：しっぽの釣り

山に何日も雪が降り続いたせいで食べ物がなくなり、キツネは空腹でした。

ある日、キツネはカワウソに魚をとる方法を教えてもらいました。

しかし、その釣りの方法は「夜中に湖に行き、厚い氷にぽっかり穴があいていたら、そこにしっぽを垂らすと大きな魚がかかる」という嘘の話でした。

その嘘を信じたキツネは冷たいのを我慢して、カワウソの言ったとおりにしっぽを垂らしました。

じっとまっている間にだんだん湖の氷が凍って来て狐のしっぽは厚い氷に挟まれてしまいました。

しかし、それを大きな魚だと誤解したキツネが力一杯引っ張るとしっぽが千切れてしまいました。

答え：子育て幽霊

ある夏の日を境に毎晩、村の飴屋にこのあたりでは見かけない女が飴を買いに来るようになりました。

ある日、隣村の飴屋が訪ねて来ていた時にいつもの女が飴を買いに来ました。

その女を見た隣村の飴屋は、「あの女は1ヶ月前に亡くなっているはずだ」と言いました。

そこで2人は、女の後をつけてみることにしました。しかし、隣村の墓場まで来ると女の姿は消えてしまいました。

怯えた二人は近くのお寺に駆け込み、和尚と一緒に墓場へ戻って来ました。

すると墓場のどこからか、かすかに赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。

声のする方へ行ってみると、女の墓の前に赤ん坊がいました。

添えられた手紙によると、捨てられたのは数日前のようでした。泣いている赤ん坊を見かねた女が幽霊となって、赤ん坊を育てていたのでした。

毎晩買っていた飴は、赤ん坊に与えるためのものだったのでしょう。

感心した和尚は、赤ん坊を引き取り大切に育てることにしました。その後、女が飴屋に現れることはありませんでした。